うつ病の倒し方

うつ病アラサー女がうつ病の倒し方を考える

二回戦

再びうつ病が悪化した時に、スクールカウンセラーのS先生を紹介してもらいました。

そしてS先生の勧めで、新しいメンタルクリニックに通うようになります。

S先生はとても優しく、親身になってくださって、遅れている授業の心配もしてくれました。

私はS先生を信頼していたし、面談に行けなくても怒りもせずにいてくれることがなにより嬉しかった。

なのに、S先生とたくさん話したはずの、内容が全く思い出せません。

 

唯一覚えていることは、ブックカバーを褒めてもらえたこと。

まだ体調が良かった時に、地元の親友と京都に旅行したことがあり、その際に蚤の市のようなところで買ったハンドメイドのブックカバーです。

自分で作った物でもないのに、褒められたことがすごく嬉しかったんです。

褒められ慣れていなかったからかもしれません。

 

そして新しいメンタルクリニックですが、私には合っていなかったのかもしれませんし、きっと私がいけなかったんだと思います。

この頃の私は、薬というものに依存し、薬が多ければそれがステータスになるような錯覚をしていました。

新しい薬をもらっては、某掲示板で調べて、自分はこんなにも病気なんだ!と喜んでさえいたように思います。

 

とある影響で、私はハルシオンを処方してもらいたくて寝つきが悪いと何度も繰り返し訴えていました。きっとクリニックの先生にはそれが分かっていたのでしょう。

ハルシオンをだしてもらえることはなく、その度に違う薬が増えていき、一回の量が15錠くらいになっていきました。

もうほぼ薬物依存です。もちろん朝は起きれないため大学には行けず、なんとかしようと夕方の5時には眠剤を飲んでみたりもしましたが、次の日のお昼まで寝てたりもしました。

 

これらは大学3年以降のことですが、この時には、上京してきた妹と東京で働いていた姉と三人で住んでいました。

寂しくはなくなったものの、私が常時正気ではないため呆れられたり怒られたり、責められたりもあって、それはそれでつらかったです。

 

ただ、私は二度目のODをし、姉妹にすぐに発見してもらえたのは幸運でした。

迷惑はとてもかけてしまいましたが。

 

二回戦目にもなると、敵もレベルアップしています。

ひとつのダメージも与えられないまま、時間ばかりが過ぎていきます。