嘘をついてはいけません
ボランティア活動に行けなくなった理由は、詳しく書くと罪悪感に襲われるので伏せますが、行けなくなったこと、嘘をついたこと、色んなことが私を襲い、うつ病が悪化しました。
多分、一番の原因は嘘をついた、ということです。
幼い頃、友達に「今あの窓にお化けが見えた!」という嘘をついたことがあります。
今思えばかわいらしい小さな嘘ですが、その日の夜は嘘をついてしまったという罪悪感で寝られず、泣いて泣いて母に謝りに行きました。
「嘘をついてはいけません」
誰だって一度は言われるでしょう。親だったり、学校の先生だったり。
でも誰だって小さな嘘くらい言うし、平気で人を傷つける嘘を言う人もいるし、サプライズのために、なんてこともあると思います。
私にとって、言葉は呪いのようなもので。
ダメだと言われたことは、良くないものと認識し、それをすることはすなわち罪を犯すことと同義のようだと、今でも思います。
なので、学校をサボることは罪だし、過食嘔吐も暴飲暴食も罪だし、リストカットもODも罪だし、うつ病であるということ自体も私には罪深いことだった。
罪を犯し続ける私は、生きる価値が無いと、当時から今でも思います。
ニュースの特集で「私はごはんを食べる価値すらない」と言っているメンタルの病気の子が映った時に、母は「そんなことあるわけない」と笑っていました。
私にはその子の気持ちが痛いほど解った。
それと同時に普通の人には理解されないものなんだなと実感もしました。
罪を背負っているってなんか主人公っぽいな、と思いつつ、
その罪を赦せた時に、本当のゲームクリアになるのかなあと思いました。