うつ病の倒し方

うつ病アラサー女がうつ病の倒し方を考える

きっかけ

うつ病になったきっかけ、というものはあまり覚えていません。

高校生の時にはすでに心療内科に通っていましたが、多分まだ本格的なうつ病ではなかったのだと思います。

本格的にダメになったのは、大学生の時。

東北の田舎から上京して、私立の大学にはいりました。

初めての電車通学、満員電車、一人暮らし、大勢の人間の目、全てが怖かった。

特に大学は出席に厳しくて、朝が弱くサボり癖のある私にはとてもつらかった。

さらには、なにを間違えたのか、お嬢様大学に入学してしまったため、周りはキラキラしたお金持ちの綺麗な女の子ばかり。

何万円もするトレンチコートを、毎日違うものを身に付け、何十万円もするブランドのバッグを、日によって使い分けて。

私はというと、数千円のスプリングコートが一枚きり、入学祝いでなんとか買ってもらったヴィトンのバッグをボロボロになるまで使い込んで。

惨めだった。

ファッションセンスもなかったため、気に入っているショートパンツばかり履いていたら、

「いつもそれだよね、布無いの?笑」と嘲笑われたこともあります。

当たり前に友達も少なかった。

ペアになって行う講義は、一緒になってくれる子なんていなかった。

 

当然のように大学に行かなくなりました。

幸運だったのは、あからさまないじめを受けなかったことだけです。

 

中学生の時から続いていたリストカットは日増しにひどくなりました。

私は、近所のメンタルクリニックに通うようになりました。

初診の時に「警察のお世話になったことある?」と聞かれたのを今でも覚えています。

どういう意味だったのかはわかりません。

 

一人暮らしの学生マンションに引きこもる毎日が続きました。

そんな自分をなんとかしたくて、居酒屋でバイトを始めました。

それがいけなかった。

大学にまともに通えない人間が、アルバイトなんてできるわけがなかったんです。

 

大学にもバイトにも行きたくなくて、ある日、ODをしました。

 

以前から軽いODは何度か繰り返していて、

同じく上京してきた小学校からの友人はきっと心配していたのでしょう、毎日連絡をくれていました。

その日も連絡をくれたので救急車を呼んでもらいました。

 

私の本格的なうつ病との戦いが始まりました。